2017.10.24

9/24初開催JAF公認レジェンドカーレース リポート&リザルト

 9月24日筑波サーキットで行われたJAF公認レース初となるS.P.V.LegendCarRace!

開幕年であるにもかかわらず17台のエントリーと日本でも既に注目度の高さが伺える人気ぶりだ。

JAF公認と同時にレースフォーマットも一新、日本でのステップカテゴリー4輪レースでは少ない1Day2Raceとする事で海外レース同様のレース回数を経験する事が出来るという事も魅力の一つと成るだろう。

そのJAF公認として初のレースが行われたのだ。注目選手としてはドリフトの世界では知らない者は居なく、近年ではレース活動も行っている日比野哲也 が初乗り練習無しのぶっつけ本番でありながら予選で唯一の1分5秒台で2番手スーパー耐久Drたしろを退けてポールポジションを獲得!

前戦のポールポジションはフォーミュラー上がりの甲野、今回はドリフター日比野となった事もこのレジェンドレースカーの面白いところだ。

2番手たしろに続き、3番手には初参戦の橘川が入り、4番手にベテラン島澤、5番手には鈴鹿F.Enjoyチャンピオン徳藤、6番手エリーゼマイスターBSK小林と続き、7番手スーパー耐久Dr古田までがトップと1秒以内の激戦であった。又、前戦より参戦している全選手がタイムを更新していることから徐々にレジェンドレースカーマイスターとなっているようだ。

 

決勝RaceはRace1、Race2、共に7周のスプリントレースで行われた。Race1は予選からのスタートグリットでレースが行われRace1の結果でRace2のスタート順が決まりRace2の結果がレース結果となる。

2レース制にした事でスタート直後の集中力とコントロールを如何に発揮出来るかが重要で、筑波独特のスタート後2〜3周で抜けない抜きにくいという点もドライバー、観客共に楽しめるレースとなったようだ。

そのRace1はポールポジションからスタートの日比野と2番手スタートのたしろとのトップ争いは最終周まで毎周入れ替わるドッグファイトが繰り広げられたがトップでチェッカーを受けたのは日比野だった。3番手争いは橘川と徳藤2台での壮絶なバトルの末、徳藤が予選から一つポジションを上げ3位に入った。

Race2、約2時間半のインターバルの後行われるファイナルレースはRace1の興奮冷めやらぬ中行われ更にエキサイティングなレースとなった。前レース同様にスタート直前の数周、激しく入れ替わるバトルが一旦落ち着くかのタイミングで2台の接触による赤旗でレース中断。

残り周回3周のスーパースプリントでレースが行われた。2番手からスタートと成るたしろはスタート前「スタートの1コーナーで抜けなければ無理かな」と言っていた たしろ だがリスタート直後にシフトレバーにトラブルが発生し後退。

JAF公認レース初のウィナーは予選から安定した速さを見せた日比野が優勝の名誉と共に賞金100,000円を手にした。

2番手にRace1ではポジションを一度は下げていたものの見事、橘川が取り返すと共に賞金50,000円を獲得した。

3番手には予選、Race1と徐々にマシンをアジャストしてみせた古田が入り、賞金30,000円円を手にした。

賞金授与の後、日比野選手はレジェンドレースカーの大会スポンサーでもありスーパー耐久ST4クラスに86で参戦しているチームオーナーでもあるS.P.V.代表から「スーパー耐久86でトップグループを走るたしろとレジェンドカーでここまでバトルして勝ったんだから来月のS耐最終戦の岡山に載せる」と驚きの発言!正にステップアップカテゴリーに相応しいサプライズとなった。

Poto